JB64ジムニーには、3種類のグレードが用意されています。
上位グレードから順に、XC・XL・XGとなっています。
この記事では、ベーシックグレードであるXGモデルで車中泊をする際に注意したい点について解説していきますね。
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上位グレードの標準装備がついてない場合があるので注意が必要
JB64ジムニーのベーシックグレードであるXGモデルには、上位グレードのXCとXLで標準装備されているものが、ついていないことがあります。
とてもシンプルな装備になっているため、仕事用やカスタム用に購入する方も多いのがこのグレードの特徴となっているのです。
いちばん影響が大きいのはリアシートの作り
XGとほかのグレードを比べてみて、車中泊をする上でもっとも影響が大きいのがリアシートの作りです。
JB64ジムニーシリーズでは、XLからリアシートが5:5分割可倒式になります。
左右が独立したシートになっており、それぞれを別々に倒したり起こしたりできる構造のことです。
XGグレードのリアシートは左右一体型となっているため、車中泊する場合でも左右を同時に倒さなければなりません。
様々な状況に応じて前後左右のシートを起こしたり、倒したりできないことが、XGグレードのデメリットということができるでしょう。
ちなみに、後部座席のヘッドレストは、XGグレードにはついていません。
潔いほどにオプションを削ぎ落とすことで、シンプルな装備とコストダウンを実現しているのです。
地味に気になる撥水ファブリックシートの有無
撥水ファブリックシートはXLグレードからとなっています。
車中泊をしていると、車内で飲食をする場面も多くなってきますよね。
そんな時にあるとうれしいのが撥水ファブリックシートです。
汚れがシートに染み込みにくいため、きれいに車内を使いやすくなっております。
エアコンの操作もマニュアルで調整が必要
上位グレードではオート調整できるエアコンも、ベーシックグレードのXGではマニュアル操作となっています。
操作に慣れてしまえば、さほどストレスは感じなくなりますが、車内で過ごす時間が増える車中泊においては、地味に気になるポイントではありますね。
リアガラスと側面ガラスがスモークでないため、プライバシー保護が課題
車中泊をするうえで、プライバシーの確保は大切な条件のひとつです。
ほかの車が密集しているような場所で車中泊する場合には、車内のプライバシーを確保するためにいろいろな工夫が必要になります。
・B64新型ジムニーで快適に車中泊するには窓目隠しが必需品
JB64ジムニーでは、XLグレードから、リアガラスとリア側面ガラスがスモーク仕様になります。
XGグレードでは、透明なガラスのままですので、外から車内をのぞけてしまうのです。
自分でスモークフィルムを購入して貼り付けたり、サンシェードを購入してプライバシーの確保に気をつけましょう。
・JB64ジムニーで快適に車中泊するのにオススメのシェード
ガラスに関してもう1点気になるのが、XGグレードにはUVカットが施されていない点です。
XCとXLには、UVカットガラスが標準装備されておりますが、XGにはそれがありません。
紫外線対策も、あなたご自身で行う必要があるのです。
まとめ
新型ジムニーのベーシックグレードであるXGでは、上位グレードで標準装備されている仕様をバッサリと省くことによってコストダウンしています。
そのため、車中泊においてはあって当たり前と思っているものがない可能性があるので確認が必要です。
まず、リアシートが左右一体となっているので、別々に倒すことができません。
上位グレードでは、撥水ファブリックシートが採用されておりますが、それもありません。
車中泊で大切なプライバシー確保に役立つ、スモークガラスもないため、自分自身で対策が必要です。
簡素な作りのため、自分自身で工夫する余地が楽しい車であるとも言えるでしょう。
